ホームステイの嘘と真実。Part2

Part1の続きです。

周りの友人や知り合いからの話で長年ホームステイに良いイメージや憧れしか抱いておらず、いま思えば過剰に期待をしていた私にとってはこの環境の全てが理解しがたいものに思えました…

慣れない環境でほぼ一人暮らしのような生活になりストレスもかかっていたことで、かなり暴飲暴食もしましたし知らぬ間に涙が溢れて止まらなくなったこともありました。
もちろんそれはホームステイだけが理由ではありませんが!笑
世の中には沢山の人がいてフレンドリーと言われるカナダ人でもやはり悪い人はいるんだなあと痛感することも沢山ありましたね。
まあその話は後程…

そんな中最後に救いを求めてホームステイのエージェントの元に向かって現状を伝えたところ、そういう形の家族は多いからそれが普通!バスルームや共用の場が汚いことと、もっと話がしたいということは直接ホストファミリーに話せと言われたのです。
まあこれに結構驚きましたが…どうせ出ていくにしろ話はしないといけないんだし自分の口から伝えてもしそれでわかってもらえたらラッキーだと思うようにしたんです。トラブルを自分で英語で解決することもいい経験になるなと思ったんです。

この二点をマザーにやんわりと伝えたところ、話をきちんと聞こうとしてくれているのがわかって嬉しかったです。面倒くさがらずに答えてくれて、今までの習慣だからご飯を毎日一緒に食べたりはできないけど、テレビを見ているときなどは一緒にみたり話しかけてくれて構わないよと……

そしてバスルームの件も、息子に言っておいてくれるようでした。


私が夢見ていたホストファミリーとは程遠いですが、不満を伝えたことで以前よりは過ごしやすくなりました。

ホストファミリーやエージェントの対応にショックを受けて一時期はかなり落ち込んでしまいましたが、今はなんとか生きております。
期待するのをやめたら、気が楽になりました。


話を少し戻して。
ホストファミリーもですが、エージェントの対応にも驚いてしまいましたね。
ここはほぼほぼビジネスなホストファミリーだと思いますが、エージェントからの信頼はなぜか厚く、相談してもあなたがおかしいんでしょう?みたいな対応しかされなかったのでそこは本当に悲しかったですし、多額のお金を払っているのにその対応?と思ってしまいました。

冷たく返されて思わず無意識に泣いてしまった時も、心配する素振りも一才見せませんでした。早く帰れとでも言いたげな目でひたすら、ホームステイ先の家族はみんな忙しいのよ。と言われました。


これが現実です。

優しくて温かな家庭が多いと噂されているカナダのホストファミリーですが、私の周りの友人の話を聞く限りではこのような家族も多いようです。

むしろ私より酷い環境に置かれている友人もいます、彼女はホームステイを選択したはずなのに留学生だけの家に放り込まれ、自分以外の留学生が共通の母国語で話をして自分は会話に入ることができない、そして悪口を言われるなどの体験をしています。
洗濯もなにかと理由をつけてしてもらえず、ホストファミリーと会う機会があるのは週に何回からしいです。
酷いですね……


私がこの記事で伝えたいのは、ホームステイには当たりと外れというものがありその差が本当に大きいこと。

根っからのボランティア精神で留学生を受け入れているステイ先は今は少ないと思います。
逆に考えて、自分がホストファミリーになってよく知らない外国人留学生を受け入れて家にあげて、毎日夕食を一緒に食べて話をして、週末は遊びに連れていって…などボランティア精神でしていたら本当に大変ですよね?
ましてや何年もホストファミリーをしていたら尚更…
それを私は考えていなかったんです、本当に自分本意な考えしかできていなかったなと思います…

そう思うと、やはり仕方ないのかなと。


今から留学を考えている方には私は寮をおすすめしたいです。
基本的には自分でごはんを作らないといけないですが、ホームステイより安いですし同じ学校に通う学生たちとルームシェアという形に多くはなると思うので、友達ができやすいと思います。
実際友人たちの話を聞いていても、私も始めから寮にしておけば……と思います。


もちろんホームステイも良いところはあります、しかしあの日本の企業が宣伝しているような温かなホストファミリーをイメージしていると面食らう可能性大です。

私や友人たちのように。


よくよく考えて決断してください、楽しい留学生活になるように。

私のように泣きながら一人で夜を過ごすようなことはしてほしくありません。


それでは!